播州皮革工業協同組合が厳選する
天然皮革素材を販売する常設展示直売場です。
日本一の革産地、兵庫県たつの市にある播州皮革工業協同組合で揃わない皮革素材はありません。
さまざまな手触りや色合いの皮革素材を1枚単位で販売する、国内唯一の常設展示場です。
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牛、馬、羊、ヤギ皮などが輸入する際に腐敗しないように、塩漬け、または乾燥処理が施されている。現在では主に国内産原皮が主流です。
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皮に付着している血液や汚物などを取り除き、脱水された水分を補い生皮の状態に戻す。その後の薬品処理をスムーズに行うのに重要な工程で、牛・馬皮は作業がしやすいように1頭分の皮を背筋に沿って半分に分ける。
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裏打機(フレッシングマシン)を用いて、皮の肉面(裏面)に付着している肉片や脂肪を取り除く。場合によっては、石灰漬けの後に行うこともある工程。
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石灰乳に浸漬し、アルカリにより皮を膨潤させ皮のコラーゲン繊維をほぐすと共に、毛・脂肪・表皮層を分解除去する。皮革独特の柔軟性を得るのに役に立つ工程。
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石灰乳に再浸漬し、アルカリにより皮のコラーゲン繊維の絡みをほぐす。ソフト革やスエード調革には不可欠な工程。
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脱毛・石灰漬け、再石灰漬けにおいて皮中に残存した石灰を取り除く。脱灰により石灰漬裸皮(強アルカリ、pH12以上)を中和(pH8付近)する。酵解(ベーチング)とは、タンパク質分割酵素により不要なタンパク質を分解除去し、銀面をなめらかにする。
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クロム鞣(なめ)しは酸性で行なわれるので、鞣(なめ)し工程に先立って皮を酸性溶液中に浸漬して、鞣剤(じゅうざい)の吸収に適する状態にする。鞣(なめ)し作業(酸性側、pH3付近)における鞣剤(じゅうざい)の浸透を容易にする働きがある。
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鞣剤(じゅうざい)を皮に浸透させコラーゲン繊維と結合させることで、耐熱性・耐久性を与える。クロム鞣(なめ)し、タンニン鞣(なめ)しなどがある。鞣(なめ)し工程後は、皮から革へと変化する。
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皮の表面(銀面)の状態により様々な等級に選別する。皮は自然のものなので、一枚一枚個体差があり皮膚の状態が微細に異なるため、経験を積んだ熟練のタンナーの目により最上級の皮革を選別する。
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シェービングマシンで革の肉面を削り、一定の厚さに調節する。
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各種用途(靴や衣料、袋物用革など)に最も適した性質の革を作るために、合成鞣剤(ごうせいじゅうざい)や天然の植物タンニン剤を使って、用途に応じた特性を与える。
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用途や注文に応じて銀面の着色をする工程。素上げ調、アニリン調、顔料、アンチック、エナメル等、非常にたくさんの仕上げ方があり、なめし、染色と同様に各タンナーの特色の出る工程である。
播州皮革工業協同組合がある兵庫県たつの市は、日本一の革作りの街で、たつの市・姫路市を合わせると全国で生産されている革の約70%のシェアを誇っています。その為、「揃わない革がない」というのが最大の強みで、靴、カバンはもちろん、家具や工業用の革まであらゆる需要にお応えできます。もちろん品質に関しても、豊かな水源があるエリアということもあり最高品質の評価をいただいており、最先端の技術を駆使した既成概念を覆すような表情を持つ革の生産など、新たな挑戦にも積極的に取り組んでいます。
もちろん可能です。ただし、場合によってはスグに在庫が揃わない種類もあるのであらかじめご了承ください。
また使用する用途などをお聞かせいただけると、より最適な革のご提案が可能となります。お電話やメールでお問合せをいただく際に、ご希望の革の種類、色などと一緒に使用用途もお伝えください。
はい、ご提案させていただきます。
当展示場は播州皮革工業協同組合が運営する展示場なので、実際に革作りを行うプロフェッショナルが直接ご提案させていただきます。革作りを行う生産工場が直接運営する展示場としては国内唯一で、他では質問できない専門的なご相談もお気軽にご質問していただけるので、ぜひ一度ご来場ください。
商品によって対応できない場合もございますが、出来る限りの対応はさせていただきます。
通販をご希望される場合は、代引きでの商品配送もしくは、銀行振込みでの対応とさせていただきます。商品配送前の現物確認をメール等で行っていただくことも可能ですが、なるべくご来場いただいて直接商品をご覧いただくことをおススメしております。
はい、取り扱いしております。
代表的なものでは、牛、馬、羊、ヤギ、鹿革などを取り扱っております。他にも型押しレザーなども取り扱っておりますので、ご希望いただく革のイメージをお聞かせください。
伝統とモダンの中で
熟練のタンナーにより革は変革をおこす
革は動物を由来するため、
一枚一枚違った表情を持つこと
その動物の生き方により、
傷があったり皮膚の状態が違うこと
そんな一筋縄でいかない素材だからこそ
情熱をもって革の奥深さ、
魅力を追求しています。